「VRゲーム屋さん」の新作「ムラムラ フィットネス」を購入しました。
「VRゲーム屋さん」はこれまでDLsiteで5作品(うち1作品は販売停止)をリリースしており、前作「イタズラ身体測定」に関してはうちのサイトでもレビューしています。
ヒロインに採用しているモデルは「桔梗」「イヨ」「イメリス」ということで同人ゲーのいつメンですね。
VR同人御三家と言っても過言ではないんじゃないかってぐらい同人ゲームでの採用率の高いモデルです。
モデル自体は悪くはないし罪はないものの、このモデルに単純に飽きてしまったのと、このモデルを採用したクソゲーが多く正直あまり良いイメージがなくて、購入前にちょっとガッカリしてしまったのですが、それはひとまず心の片隅に置いて進めてみます。
対応デバイス
「VRゲーム屋さん」の作品はこれまでQuest2にしか対応していなかったと記憶していますが、今作はSteamVR対応デバイスとSideQuestに対応しているため、様々なデバイスで遊ぶことができるようです。
私はQuest Proを使用し、PCに接続したOculus Linkでのプレイとスタンドアロンで遊んでいます。
前作もアップデートでSteamVRに対応したようです。
ゲーム選択
ゲームを起動するとこのようなUIが表示されます。
ゲームモードは大きく分けて「通常モード」「R18モード」の2つですね。
R18モードに関しては表現が変わるだけではなくコンテンツそのものが違うため、まずは通常のモードから遊んでいきます。
インストラクター
サポートしてくれるインストラクターを選択します。
「桔梗」以外はロックされているため、まずは「桔梗」でプレイします。
キャラごとにそれぞれ別の声優が設定されています。
コース
「腹筋」「腕立て伏せ」「スクワット」「ボクササイズ」の中からコースを選択します。
モード
「タイムアタック」の他にもモードを選択することができますが、初回プレイではロックされています。
ゲームスタート
まずは腹筋をプレイ
トレーニングをスタートするとこのようにガイドが表示され、このガイドと自分の身体が重なるようにコントローラーで位置を調整します。
床に座り込んだこの視点でトリガーを長押ししてスタート!
腹筋中の視点はこんな感じ。
制限時間とカウントが表示されています。
インストラクターは横でお手本を見せてくれたり、腹筋時の足を支えてくれるのかと思いきや、応援しているだけだったのでちょっと笑ってしまった。
ゲームの指示通りHMDを被った状態で腹筋をしてみましたが、想像していたよりも正確に集計できていて、インストラクターがカウントしてくれます。
腹筋のペースが早くてカウントの読み上げが追いつかない場合でも、ボイスが不自然に重なったり途切れたりはせず地味に関心しました。
最終的にリザルトが表示されて完了。
スクワットや腕立て伏せも同じような流れで進行するので紹介は割愛します。
ボクササイズ
「ボクササイズ」では空中に表示されたオブジェクトをパンチします。
このゲームは正直イマイチでした。
私のやり方の問題かバグなのかは分かりませんが、オブジェクトが消えた後に次のオブジェクトが表示されるまでの間隔が異様に空くことが何度かあり、テンポが悪くあまり運動にはなりませんでした。
実績
これらのコンテンツを繰り返しプレイすることで実績が達成となり、ロックされていたコンテンツが開放されます。
人によっては運動のモチベーションになりそう。
達成できたかどうかの確認が面倒だったので、Steamゲーのようにリアルタイムでダイアログが出ると良かったですね。
R18モード
R18モードでは「腕立て」と「スクワット」の選択ができます。
R18「腕立て」
始める前まではキャラクターの見た目が変わるぐらいなのかと思っていましたが、実は全くの別物で、R18モードはちょっとしたストーリー仕立てになっており、フルボイスで進行していきます。
「イメリス」ちゃんの上で腕立て伏せをしろと。
いち・・・にっ・・ていう感じで、通常モードの腕立て伏せよりも近く、耳元でカウントしてくれます。
アホなシチュエーションですが個人的にかなり好みでした。
これは確かにムラムラフィットネスですわ。
10カウントごとに衣服を1枚脱がす事ができるので、ちょっと位置を下にずらしておっぱいに埋まりながら腕立てができたりも。
自分の頭にもコリジョンが設定されているため、2つの山をかきわけて腕立てすることができます。
ただ1つ欲を言えばカウントを増やしていくのではなく、減らしていって欲しかった…
とても惜しい。
もう1つのスクワットに関しては、抱き合って密着した状態でスクワットします。
Hシーン
「密着スクワット」「密着腕立て伏せ」で30回達成すると、Hシーンに移行できるようです。
体位は「正常位1・2」「騎乗位1・2」「バック」の5体位で前作の「イタズラ身体測定」とほとんど同じような仕様ですね。
体位を変更した際に床に埋まるので最初バグなのかなと思いましたが…
腰のあたりを掴む事ができ、重力を無視して配置できます。
髪の毛だけは重力の影響を受けて不自然にならないように調整されています。
服は引っぱって脱がす事ができます。
モーションのスピードを3段階ぐらいに調整することができ、スピードによって喘ぎも変わってくるので、緩急を演出することができます。
射精のコマンドとエフェクトはありますが、実行しても特に反応はありません。
このあたりは前作と同じですね。
似たようなビューワーは他のサークルからもいくつも出ていますが、それらと比較してもビューワーの機能としてはちゃんと作られている方だと思います。
ただ、前作では実装されていた、キス・フェラ・おっぱい吸いなどは今作ではできないようです。
スタンドアロン版に関して
スタンドアロン版限定でパススルーに対応しています。
体を動かすゲームなので、スタンドアロン版では煩わしいケーブルを気にする事なく、パススルーで周囲を確認しながら安全にプレイできます。
前作ではハンドトラッキングに対応していたのですが、今作では対応していないようです。
腕立てや腹筋などでコントローラーを手放さないといけないゲームなので、対応していればより快適に遊べそうだっただけに残念でした。
気になった部分
えっちシーンに関して
上でも記述しており、前作との比較になってしまいますが、今作のえっちシーンに関してはキス・おっぱい吸い・フェラなどの機能が削られていて、機能面に関しては前作の方が良かったですね。
ボイスの音量に関して
ボイスの音量が場面によっては音割れ気味に大きくなるのが気になります。
BGMの音量はゲーム内で調整できるのですが、ボイスの音量に関しては設定項目がないので、デバイス全体の音量を下げる必要があります。
まとめ
プレイしていて楽しいゲームでした。
キャラクターにそれぞれ違う声優(3人+1人おまけ)が割り当てられていてフルボイスなのも良かったですね。
きちんとテーマやシチュエーションが設定されており、短いながらもストーリーがあるのは良かったです。
最近はビューワーだったり、ビューワー以下の作品ばかり目にしていたので、ちゃんと作られているゲームを久々にプレイして新鮮な気分になりました。
一方で、ところどころ前作ではできていた事が、今作ではできなくなっていたりするのは残念で勿体無い感じがしました。
今作ではフィットネス部分をメインとしており、えっちシーンに関してはそこまで重視していないのかもしれません。
既存作より値段を安く設定しているのもそのあたりが理由なのかも。