「pixy」さんの作品「VR右手が恋人3 ―メイドさんの筆おろし―」を購入しました。
pixyさんといえば今までに数多くの作品をリリースしていますが、本作はQuest2にパススルー機能が試験的に実装された段階でいち早く対応し話題になった「VR右手が恋人」シリーズの続編です。
今回のヒロインは3人のメイドさん。
続編とは言ってもストーリー的な繋がりはないみたいです。
対応デバイス
本作はQuest2専用アプリで、スタンドアロンで動作します。
私は上位機種であるQuest Proでプレイしましたが問題なく動作しました。
また、UIなどプレイ中の操作はハンドトラッキング専用でコントローラーは使いません。
コントローラーを持っていると、メニューが表示できなかったりなどうまく進行できなくなります。
説明書を読まずに進めるとここで引っかかる可能性が高いです。
どんなゲームか
HMD内のカメラを通して表示された現実の空間と、ゲーム内の映像を組み合わせた「複合現実」でえっちな事ができるゲームです。
自分の部屋に美少女が来てくれたかのような体験ができます。
登場する3人のキャラクターはそれぞれ別々の性格が設定されており、声優こそは一緒ですがセリフは違うものが収録されています。
ゲーム開始
ゲームを開始する前に契約書にサインしなければいけないらしい。
童貞証明書とやらはどこで発行してもらうんですかね。市役所…?
サイン直後、メイドさんが自宅に派遣されました。
メイドさんは3人の中からランダムで選ばれ、指名できないようです。
過去作とは違い今作にはゲーム内背景が用意されておらず、最初からパススルーで表現されています。
あまり部屋のものを写したくなかったので壁に向かいながらプレイしていますが、ベッドルームやリビングなど勿論好きな場所でプレイできます。
キャラクターの横に表示されている赤い矢印はディレクショナルライトの向きを調節できます。
キャラクターにかかる顔以外の影の表現を調整できます。
説明を受けた後、メイドさんが服を脱いでエッチ開始!
脱ぐモーションなどは無くいきなり衣服が消滅します。
ちょっと残念。
できること
物理干渉
おっぱいをもみもみしたり、乳首を触る事ができます。
ハンドトラッキングを採用しているので、乳首を摘んでる感も再現できて楽しいですね。
キス機能
顔を近づけるとベロチューをしているような音声が再生されます。
何かセリフを喋っている最中は動作しないっぽいです。
ただ、モーションに変化がなくキャラの頭部を突き抜けて内部が見えてしまうので、「キスしてる感」は全然無いです。
配置変更
腰のあたりを掴みながら動かすことでキャラクターの位置を自由に変更できます。
最近遊んだことのあるビューワー系のゲームには大体実装されてるやつ。
サイズ変更
キャラクターを両手で掴んで広げるか縮める動作をすると、サイズを変更する事ができます。
この画像のように左手に収まるぐらい小さくしたり、逆に巨人化できます。
他の同人ゲームにはあまりない機能。
体位
体位は15種類あるようで、左手を顔に近づける事で表示されるUIから切り替えが可能です。
短いループモーションの繰り返し。
ピストン速度をUI上から変更できます。
右手が恋人モード
「MKMモード」をオンにすると、ピストン動作が利き手の動きに同期するようになり、現実でのピストン動作と連動させて楽しむ事ができます。
何も掴まずに手だけを動かした状態で検証したところ割とスムーズに連動してくれましたが、実際には物を掴んだり物陰に隠れてしまう事もあると思うので、トラッキングの精度が多少落ちる可能性があります。
また、ペニスを手でしごくぐらいの移動量だとキャラの動きが地味すぎて使えないかもしれません。
大型オナホを両手で掴んで前後するぐらいの派手な動きであれば良い感じになりそうです。
手をピースサインにする事でUIを経由せずシームレスに射精演出に移行する事ができますが、テスト中に何度か誤射してしまいました。
多少慣れが必要かもしれません。
ペニスオブジェクト
画面上に浮遊しているこのペニスオブジェクトは使い方がわかりませんでした。
掴んで移動させる事ができるのですが、ヒロインの股間のあたりに配置しても何も起こらず…。
気になる点
過去作を買った人であればUIなどを見てピンとくるかもしれませんが、基本的に機能面に関しては過去作と同じで目新しい機能はないですね。
演出面が弱い
撮り下ろしのセリフがいくつも用意されているので、退屈とまでは言わないですが、短いモーションの繰り返しでフィニッシュモーションも特に変化が無いので、モーション自体は単調に感じました。
「右手が恋人モード」を使い自分で緩急を付けたり、オートモードでも速度が変更可能なのと、声優の演技のお陰である程度カバーされています。
ピストン時のパンパン音や、射精時のドピュドピュ音も無いのでなんとなく寂しい感じがします。
まあ、あまり演出が過剰すぎてもそれはそれでギャグになってしまい萎える事もありますが…
表情の変化がない
上記の演出の部分とも被りますが、表情に関してはどんな場面でもほとんど変化がなく、ロボットメイドを相手にしているような印象を受けました。
ここを読んだ後にあらためて上にスクロールし、スクリーンショットを確認すると分かると思うのですが、全部同じ表情です。
喜怒哀楽がなく「無」。
あくまで性的なサービスを利用しているという設定なので、もしかしたらあえてそうしているのかもしれません。
視線に関して(バグ?)
基本的にプレイヤーに視線を向けてくれるのですが、時々機能しなくなる事がありました。
まとめ
一般向けコンテンツも含めて、パススルー機能を採用したMRコンテンツはかなり増えており、さすがにこの部分で感動する事はなくなりましたね。
むしろ見慣れた自分の部屋なんかよりVR内の非現実空間に連れて行って欲しいまである。
ただし実用的な部分を見れば、MRで室内の様子を確認できるため、グッズやティッシュの位置を把握できるのはとても便利です。
操作に関してもハンドトラッキングで完結しており、両手がフリーになるのもありがたいですね。
演出部分など個人的にこうなったらいいなぁと思った箇所はいくつかありましたが、総評としてパススルー対応のVRエロゲをやった事が無い人に対してはおすすめできるゲームです。