今年の8月末に発売した「サマバケ!すくらんぶる」ですが、発売時点ではVRに対応していないものの、発売前にこのような告知がされていました。
私もこの告知を見て購入を決めたものの、その後発売してから2ヶ月経過してもVRに関しては音沙汰がなく、これはもう無かったことにするんじゃないのかぐらいに思っていたのですが、先日のアプデでようやくVRに対応しました。
DIGITAL CRAFT(スタジオ)のみVR対応
流石に本編VR化は期待していなかったものの、いつものフリーエッチのみVR化だろうと思っていたのですが、その予想すら下回る結果に。
DIGITAL CRAFTが何なのか一応説明しておくと、ゲーム本編とは切り離され独立したシーンエディタですね。
ILLUSIONの過去作ではスタジオと呼ばれていたものになります。
ゲーム本編に登場するアセットが丸ごとそのまま使え、それらを自由に配置して好みのシーンを作るのがこのエディタの楽しみ方になります。
VRで遊ぶには別売りのコンテンツが必要
ちなみにこのDIGITAL CRAFTはゲーム本編には含まれておらず「ハニカム ドルチェ+DIGITAL CRAFT」という過去作のアペンドか「DIGITAL CRAFT プレーン版」という別売りのソフトを購入する必要があります。
つまり「サマバケ!すくらんぶる」のVRパッチではなく、そもそも別売りのソフトのVRパッチなんですよね…
事前に発表されたVR化の告知を見て先に購入してしまった自分としては、詐欺にあったような感覚です。
正直炎上してもおかしくないぐらい不誠実な対応だと思いますが、VRユーザーなんて少ないし適当にあしらわれている感じがとても残念です。
一応試してみる
私自身はスタジオ要素には全く興味がなかったのですが、一応試すために「DIGITAL CRAFT プレーン版」を購入して動かしてみました。
あらかじめDIGITAL CRAFTで適当なシーンを作成しておきます。
パッチ適用後はデスクトップ版とは別にVR専用のクライアントがインストールされるので、こちらから起動します。
こちらはVR版のロード画面。
さきほど作成したシーンを読み込みます。
ゲーム本編では1つの視点からしか見ることができなかった背景も立体視できるようになりました。
高さや距離などはコントローラーから自由に変更することができます。
また、VR専用のワープ移動も実装されていました。
一応キャラクターにはセックスモーションを割り当てていたので、この女の子はループで動いていますが、ボイスもなく無音な上に表情の変化もないので虚無ですね。
実用性はほぼ無いです。
見抜きシチュエーションが好きな方であれば、シーンを作り込めば使えるのかもしれませんが…
まとめ
VRに正式対応するまで買い控えていた方はそのまま買わなくて良いんじゃないかと思います。
スタジオ要素そのものを楽しめないと厳しいです。
スタジオにも根強いファンが居て、本編よりもむしろシーン作りを楽しんでいる人が居るのも知っていますが、ゲーム本編とスタジオ機能は全く別物なので、抜きゲーとして楽しんでいる方にとっては今回のVRパッチは全く使い物になりません。
ただVRパッチがこれで終わりと明言しているわけではないので、もし後からVR版フリーエッチモードが配信されるような事があれば、ボロクソ言ってごめんなさいをしようと思います。