[ 3Dエロゲ・VRエロゲ・同人・インディーゲームなど、えっちなコンテンツをメインに取り扱うサイトです。 ]

AC+ソウルライクな「ドールズネスト」をプレイ

  1. ホーム
  2. 記事
  3. その他
  4. AC+ソウルライクな「ドールズネスト」をプレイ

ニトロプラスの新作ゲーム「ドールズネスト」を購入しました。

ニトロプラスは手がけている作品のジャンルが多岐に渡り、人によって印象は様々かと思いますが、個人的にはエロゲの会社っていうイメージがあります。
私が過去にプレイしたニトロプラス作品ってなんだっけなと思い返してみたのですが、「沙耶の唄」「装甲悪鬼村正」「君と彼女と彼女の恋。」「凍京NECRO」をプレイ済みでした。
特別ニトロプラスのファンってわけでもないのですが、たびたび話題になる作品があり、それに引っ張られて購入した記憶があります。
クリックで読み進めていく「ノベルゲーム」をメインとしつつも、3Dだったり特殊なシステムだったり驚くような仕掛けが用意されていたり、上にあげた作品はどれも印象に残っています。

そんなニトロプラスの新作「ドールズネスト」は一般向けのアーマードコアライクなアクションゲームとのこと。
一応うちのサイトはエロを取り扱うサイトなので申し訳程度に過去のエロゲを紹介しましたが、これから紹介する作品は一般向けです。

どんなゲームか?

開発者のインタビューではアーマードコア5に影響を受けているとの事でした。
Steamのレビューを見た限りでは「アーマードコア+ソウルシリーズ」という意見が圧倒的に多かったです。
私自身はACシリーズは全作品ではないものの、初代から最新のAC6までそれなりに触っているのですが、ソウルシリーズは未プレイです。

アーマードコアっぽい要素

カスタマイズ要素

見た目が「美少女+メカ」だったり項目の名称は全く違いますが、アセンの組み方はACとだいたい一緒です。
移動速度・装甲・各種耐性・エネルギー容量・ロックオンサイトの大きさや射程距離など、好みに合わせて調整します。
ただ、後ほど説明しますがゲームシステム的に重量級のアセンは産廃になってます。

各項目に同一シリーズのアイテムが存在しており、揃えると統一感ある見た目になります。

(Avdraシリーズ。ミツバチっぽくて可愛いけど重すぎて使いにくい。)

素体のカスタマイズ

装甲だけでなく搭乗するプレイヤーもカスタマイズできます。
「HUMANOID」とあるように人間ではないのです。

(パンツあり)

キャラクターのグラフィックの質感はそんなに高くなく、この画面だけ見ると同人ゲームっぽさがあります。

操作性

操作に関してはACシリーズのいろんな要素を吸収している感じがします。
移動・旋回・クイックブーストの操作感はまんまACですね。
ブースターでの上昇に関しては制限があり、高度を維持することはできても、高度を上げ続けることはできません。
AC5のような感じです。
ただし、AC5にあった壁キックはありません。

弧を描くようにミサイルを避けたり、反復横跳びで弾丸をかわしたり、レイヴン時代に培った技術は本作でそのまま活かすことができます。

メインウェポン(腕武器LR)とサブウェポン(肩武器LR)で同時に武器を動かすことができます。
肩武器はスナイパーキャノンなど構えが必要な武器もありますが、ACシリーズと違いどんな脚部でも構え状態で移動することができます。
メインウェポンも2つ装備できますが、アキンボ(二丁拳銃)できるものと同時使用はできず切り替えが必要なものがあります。

AC6ではオートエイムができましたが、本作ではサイト内にターゲットを入れ続けないとロックオンできません。
旧作寄りのエイムシステムです。

ブレードに関してもブレードホーミング(通称ブレホ)はありません。
飛行する敵に当てるのはかなり難しいです。

ゲーム開始

UIについて

ゲーム開始後、チュートリアルがスタートします。
真ん中に見える六角形はロックオンサイトです。
上部の3つのゲージは上から順にDP(体力)・BP(弾丸残量)・EP(エネルギー)です。

DPゲージに関してはゲージの端っこが青いですが、これはACでいうところのプライマルアーマーそのもので、この範囲であればバリア範囲内でダメージを無効化できます。
EPに関してもACと同じで、EP残量がある間はブーストを吹かす事ができ、EPを使い切ると一定時間チャージ状態になります。
ACと違う点としては、DP(弾丸の残量)に関しては全パーツで共通の残量を参照しており、腕武器だけを使用したとしても、残弾が無くなればブレードなど弾薬を使用しないものを除き全ての武器が使えなくなります。

あと重量過多でノロノロになるのもACと一緒ですね。

探索要素

チュートリアルを終え、最初に向かったのは「中央大洞穴」という場所。
このエリアがこのゲームを好きになれるかどうかの一番のハードルだと思います。

ACのようにガレージからミッションを選択して出撃するのではなく、ぬるっと始まります。
特になんの説明もなく、何を目的にすれば良いのかがこの時点ではわからず、とりあえず目に止まった敵を倒していきます。

MTのような無人兵器っぽいものを倒しますが、人型の主人公との違いはあるのだろうか…

マップ上にはかなりの数のアイテムがあり、装備品に関してはほとんどがそこでしか手に入らないものになります。
これらを回収しつつひたすら敵を倒していきます。

補給地点

マップ上には必ず1つこのような白い樹が生えており、このオブジェクトに触れる事でアセンを変更したり、後々別の拠点にワープしたり、補給することができます。
ただこの「補給」がくせ者で、体力や残弾などが全回復しますが倒した敵も全てリスポーンします。
つまりリスタートと同じですね。
後から知ることになるのですが、中継地点などがあるので補給で全てが無駄になるわけではないものの、何もわからない最初のうちはこの補給でやらかしました。

サバイバル要素

ACと違うのは、とにかく1マップが非常に長い
迷路のように入り組んでおり普通に迷う上、マップ機能もありません。
何をすればゴールなのかが分からないままひたすら探索します。
このあたりの探索要素が「ソウルライク」と言われている部分だと思います。
その上で、死ぬと全ての敵がリスポーンし白い樹の拠点から再スタートになります。

また、探索中にアイテムを使用する事ができ、体力や弾薬を回復することができますが、一度に持てる数に上限があるため、雑なプレイをしていると弾切れになります。

肩武器は全体的にどれも威力が高いものの燃費が悪い傾向があり、ミサイルやキャノンを連射しているとあっという間に枯渇します。
腕に装備している武器をメインで攻略していく感じになると思います。

NPC

探索をしていると主人公と似たような装甲を装備したNPCと出会う事があります。
主人公のことを「ニンフ」と呼びますが「レイヴン」的なものと考えて良いのだろうか。
ちなみに攻撃をすると敵対状態になり、殺すこともできます

ボス

そんな感じで探索を続け、ようやくボスとご対面。
探索中は環境音オンリーで寂しい感じでしたが、ここでボスBGMが流れます。

ボスを倒し「朽ちた育房」へ。
ここを拠点とし、先ほどの「中央大洞穴」を含め各拠点へ出撃する形になります。

ちなみにここまで来るのに1〜2時間ぐらいかかった気がしています。
もちろんスムーズに行けばこんなに時間はかからないのですが、初回プレイ故無駄な探索や、律儀に全部の敵を倒しながら進めていたのに、ミスによる死亡でやり直しになったり結構大変でした。
重量級アセンが産廃と言いましたが、このように探索がメインのゲームで足が遅いのはシンプルにストレスで相性が非常に悪いです。
ボス戦などスポットで使うには問題ないかもしれません。

カジュアルになりテンポ良く遊びやすくなったAC6をプレイした人が、ACっぽさを求めてこの作品を遊んだらギャップで倒れるかもしれません。
無音で黙々と作業している感覚が強いです。
Steamのレビュー欄でも散々言われていますが人を選ぶゲームだなぁと思いました。

そんなお前はどうなんだって話ですが

すでに2周目のエンディングを終えて43時間も遊ぶぐらいには楽しんでます。
いややりすぎだろ…

世界観・ストーリー

世界観は「ニーアオートマタ」っぽかったり「BLAME!」っぽかったりよくあるっちゃよくあるポストアポカリプスものって感じです。
「炭素生物」と呼ばれている我々人類は絶滅しているようですね。

(あんなものを浮かべて喜ぶか、変態どもが!)

明らかにACオマージュのボスキャラも登場します。

拠点に居る串刺しになった首だけの生物「ネマ」さんの命令を聞き、各地を転々とします。
敵に奪われたネマさんの体のパーツを回収するのが主人公の役割のようです。
「どろろ」みたいですね。

見渡す限りコンクリートと鉄と謎の白い植物?ぐらいで、てっきり他の生命は絶滅したのかと思っていましたが、緑が残っている拠点もありました。

演出面は弱い

ネマさんとの会話で大まかな目的は理解する事ができたのですが、ゲーム内でムービーパートやスチルなどは一切ありません。
ただステージを攻略するだけではほとんど説明してくれず、自分から情報収集をしたり、アイテムの説明を見て想像したり、フラグを立ててNPCと会話をしないと、ストーリーの全貌みたいなものはまったく理解できないまま終わります。
ぶっちゃけ1周目はボスを倒してなんとかなったのでヨシ!ぐらいの感想しかありませんでした…。

各地で出会うNPCは、カメラアングルを調整できないので豆粒みたいに小さく、見た目も特別感のないモブキャラみたいで、1周目時点では名前も記憶に残ってないぐらいでした。
先ほども言ったようにスチルが無いのでゲーム的な演出は弱いです。

1周目を終えた時点で色々とネタバレを読み漁ったのですが、どうやらNPC関連のイベントが結構あるらしく、ほとんどフラグを立てずに素通りしていたようでした。

まとめ

ACのようにカスタマイズした美少女でソウルライクな探索要素ができるゲームでした。
ゲーム自体の難易度に関しては初見殺しの意地悪なトラップはあるものの、難しくはないです。
敵の動き自体はよみやすく対処が簡単で、ボスに関してはちょっと物足りないですね。

全体的にかなり不親切で、自動セーブでフラグ関連のやり直しがきかなかったり、「次はここに行ってこうしなさい」といったガイドがなく、自分でちゃんと探索してねって感じで突き放してくるので、普通に進めていっても何かのフラグを見落とし行き詰まる可能性があります。
今の時代はネットで調べればなんでも出てくるので大丈夫だとは思いますが、令和のゲームとは思えない不親切設計です。

そんな不親切なゲームで人を選びそうではあるものの、Steamの評価はやたらと高く私自身も先ほども書きましたが43時間遊んでおり、楽しかったです。

プレイの大半が探索で長ければ良いってものでも無いですが、これ2160円(ニトロ語呂合わせ)のゲームですからね…
まだ、ニトロらしいエグいNPCイベントをやり残しているみたいなので、3周目の探索に乗り出そうかと思います。

おまけ

アンリアルエンジンで開発されたゲームなのでUEVRでVR化できました。やり方に関しては過去記事をご覧ください。
思いの外サクサク動いてUIだけ調整できれば普通に遊べそうな感じでした。
コクピット視点にできれば楽しそう。

(※音が出ます)
(※音が出ます)

Dolls Nest

ブランド名 / サークル名
ニトロプラス
デバイス
  • デスクトップ

    関連するタグの記事

    韓国ラノベが原作のVRギャルゲー「LOVE ON」をプレイしてみる

    韓国ラノベが原作のVRギャルゲー「LOVE ON」をプレイしてみる

    2015年-2025年VRエロゲー作品リスト [最終更新4/29]

    2015年-2025年VRエロゲー作品リスト [最終更新4/29]

    VRで遊べるアダルトゲームってどのぐらいあるんだろう

    VRで遊べるアダルトゲームってどのぐらいあるんだろう

    12月に発売したVR作品のプチまとめ

    12月に発売したVR作品のプチまとめ

    新着記事

    2015年-2025年VRエロゲー作品リスト [最終更新4/29]

    2015年-2025年VRエロゲー作品リスト [最終更新4/29]

    2025年4月 雑記

    2025年4月 雑記

    過去作掘り起こし「VRふたなり女王様 -もみじの甘々前立腺調教-」

    過去作掘り起こし「VRふたなり女王様 -もみじの甘々前立腺調教-」

    過去作掘り起こし「女体盛りVR」

    過去作掘り起こし「女体盛りVR」

    ついに発売したみこにそみ最新作「夏のサカり」ファーストインプレッション

    ついに発売したみこにそみ最新作「夏のサカり」ファーストインプレッション

    2024年までのバチャセク的おすすめVR作品を振り返る19選

    2024年までのバチャセク的おすすめVR作品を振り返る19選

    「サマバケ!すくらんぶる」アプデでVRに対応するも、コレジャナイ感満載の残念な出来

    「サマバケ!すくらんぶる」アプデでVRに対応するも、コレジャナイ感満載の残念な出来

    思ってたのとちょっと違った「【VR版】3D痴◯体験 おさわりホーダイ!通学電車編」

    思ってたのとちょっと違った「【VR版】3D痴◯体験 おさわりホーダイ!通学電車編」